介護施設向けDX推進に向けた協業および実証介護について発表しました。

2023年6月13日、マイスティアと特定医療法人谷田会 谷田病院(熊本県上益城郡甲佐町、理事長:谷田 理一郎、以下谷田病院)は、自社製品:VINIEの利用、谷田病院併設の介護施設(松樹苑)における入居者および医療・介護専門職員のQOL(Quality of life:生活や人生の質)向上を目的とし、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進に向けた実証介護を進めるべく、協業提携を実施しました。

「マイスティア イメージプロセッシング事業部 事業部長 古京直也のプレゼンテーション」より

本提携により、マイスティアと谷田病院は協業で介護施設向け見守りシステムプラットフォームの構築に取り組みます。 VINIE Careは居室に設置された2個のセンサーと情報収集端末、ナースセンター等に設置する集中管理用パソコンおよび介護職員が所持するスマートフォンで構成されており、入居者を24時間見守ることでライフログを自動生成し、活動状況を「見える化」することができます。

我々は松樹苑にてVINIE Careを用いた実証介護を行い、谷田病院が保有するQOL向上に向けた多くのノウハウをVINIE Careに展開、入居者・介護職員の抱える課題をフィードバック、システムのバージョンアップを行うことで、新たな体験価値の創出を行います。

今後の取り組みとして、VINIEの視覚技術IP Stier® Seriesの1つであるGF1(顔認証)を導入し、居室単位での入居者管理だけでなく、各階共同スペース(食堂やコミュニケーションルームなど)を含む施設全体における活動状況が分かるライフログの自動生成に取り組んでいきます。 また、当社で研究中である聴覚認識技術を利用し、音による呼吸状況把握(睡眠状況の把握等も含む)も検討し、次世代「VINIE CareTM」の開発にも取り組んでいきます。

「特定医療法人谷田会 経営企画部長・介護事業部長 吉橋 謙太郎様のプレゼンテーション」より

特定医療法人谷田会には
「目の前の「一人ひとり」に会ったサービスを提供します。」
「人生の「大切な時間」から、痛みや苦しみ悲しみを和らげ、安心や喜び、笑顔を少しでも増やせるトータルヘルスケアを行います。」
という理念があり、「人が人に寄り添う」ことを大事にしています。

VINIE Careは、「人」では難しい24時間見守りができる「AIの職員」になり得ると考えており、入居者の「一人ひとり」の状況を把握する事ができるようになること、介護職員はライフログを元に「一人ひとり」に合わせたきめ細かな介護・支援サービスの提供が可能になることを期待しています。

「サービス付き高齢者住宅 松樹苑 苑長 酒井 由紀様 質疑応答」より

介護現場の課題の一つとして人員不足、特に夜間の人員不足が挙げられます。
夜間は少ない職員での見守りとなるため、介護職員は常に不安を抱えながら巡回等の職務に当たっているのが現状です。
VINIE Careは夜間も見守る事が可能あるため、例えば夜中にトイレに行く入居者を素早く検知して職員に通知することで、適切なタイミングでの巡回が可能となり、介護職員の負担軽減が期待されます。

2023年6月13日に株式会社 熊本県民テレビ(KKT)てれビタ にて報道されました。