AI(人工知能)のディープなおはなし【前編】

みなさん、こんにちは。

今やAIと言う言葉を聞かない日はない程、
AI(Artificial Intelligence: 人工知能)は世の中に浸透してきました。

博士

ポンズ君、AIと聞いて
何を思い浮かべるかの?

助手:ポンズ

えっと…う~んと…

新人H君

ポンズちゃん、AIって意外に
身近なものなんだよ。

助手:ポンズ

へぇ~そうなんだ…

博士

ポンズ君のために
AIのお話をするかのぅ…フォフォ

わたしたちと●●●●家電?!

遡ること30年ほど前、
ファジーなるワードが流行し1990年の流行語大賞に選ばれました。

この時は「ファジー電子レンジ」「ファジー扇風機」など、その名を冠した家電が多く見られました。

コトバンクによると、

「曖昧」を意味する「ファジー」理論をコンピュータ制御に応用した家電製品。汚れの程度を検出して洗濯時間を決める洗濯機や、調理する食品からでるガスや水蒸気の量とその変化を解析して加熱時間やエネルギーを調節する電子レンジなどがある。

コトバンク「ファジー家電」より

と説明されていますが、曖昧な定義で使われたものです。

助手:ポンズ

一体どこがファジー…?

博士

そうじゃな…当時は響きが
カッコよかったんじゃがな…フォフォ

AIも同じように、

なんか新しい言葉をつけとくと、最新っぽくてカッコいいかも!

…といった具合に、安易に名付けられたと思われる「AI家電」 も中には見受けられます。

怒涛の第一次~第三次 AIブーム…

AIは何度かのブームと氷河期を繰り返して発展してきました。

  • 第一次AIブーム:推論、探索
    ルールが明確なゲームなどで、解き方のパターンを場合分けして探し出すシステム
  • 第二次AIブーム:エキスパートシステム
    専門家の知識を教え込むことで、そのルールに従って問題解決するシステム
  • 第三次AIブーム:機械学習・ディープラーニング
    ルールを教え込むのではなく、自分で勝手に特徴を見つけ出して覚えていくシステム

これまでのような「決められたルールに基づいて高速に処理する」のではなく、
自分で考えて賢くなっていく」点が、これまでのAIとは大きく異なります。

前述の「AI家電」の多くは、第二次AIブームの
エキスパートシステムに相当する技術が多いのではないでしょうか。

まとめ

今回のコラムでは、ファジー家電という言葉からAIブームについて解説しました。

新人H君

今は第三次AIブーム
というわけですね。

博士

そうじゃ、少しはAIに
興味がわいたかのぅ…フォフォ

助手:ポンズ

はい!ディープラーニングは
聞いたことがあります!

博士

次回は機械学習との違いを
説明するかのぅ…フォフォ

助手:ポンズ

よろしくお願いします!

次回のエンジニア'sコラムもお楽しみに!